院長のひとくちメモ

53. 線維筋痛症患者さんの職場復帰

長期休職中で体調がよくなくても職場復帰を焦っていらっしゃる患者さんがいかに多いか最近実感しております。
おそらく、職場では完全に病気を治してから復帰しなさいといわれているでしょうし、焦るほど症状は悪化するのが現状と思われます。
しかし、この病気は完全に短期間に症状が完全にきえることは難しいと思われます。

職場の方に病気の性格をよく理解していただき(職場の配置転換など)、自分でも完全に症状が無くならなくても痛みなどの症状とともに生活をしていくという気持ちで将来を考えてゆく必要があると考えます。
主治医や職場に産業医の先生がいらっしゃれば職場の責任者との橋渡しをしていただくようにしましょう。

線維筋痛症

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